お喋りなナナ 生活や芸能

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癌の現場 2

1. 告知について

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小林麻央さんのブログで、告白の始めの頃に、お医者様から癌の告知をされた体験が語られます。
その時麻央さんは1人でお医者様と対していらしたのでしょうか。帰りがけに食べたスパゲッティの世界一とも言える不味さに触れていらしたことを記憶しています。

実は私の知人も、検査の結果が出るや否や、お医者様と一対一の状態で、突然告知されました。
あなたは癌です。
ステージ4の癌です。

一体いつから、告知が通常のやり方になったのですか?
ひと昔前までは、「告知」というものは非常に難しく繊細な問題だったはずです。
実際に、家族だけに知らされ、患者本人には伏せられたまま、という形が一般的だった時代が長く続きました。
一体いつから、このような命に関わる病名を、十把一からげに手軽に扱うようになったのですか?

更に麻央さんのブログが浸透したことによって、こういう形の告知が当たり前の感覚になってしまうことには、強い危惧を感じました。


2. 生き物

人間は生き物です。
命が続くという実感があってこそ生きられるのです。
もう行く手には死しかない、となった時、人間は生きられません。
平静に死に向かって行け、というのは不可能です。残酷です。残虐です。

本人への告知は、どうか慎重にしてください。
お願いします。
99% 癌の症状だと気付いていても、家族の、
「違うよ。」の一言にすがる患者さんだっているのです。



3.10人いれば10通り

10人いれば10通りなのです。

麻央さんは立派でいらしたし、素直に辛さに対して涙されました。
けれど、そういう意味合いから、なりたい自分になる、とした麻央さんのあり方を、まず告知ありきの望ましい普遍的なあり方として、置き換えないで頂きたいのです。

どうぞどうぞご配慮を宜しくお願いいたします。

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十有れば十の頭蓋や鶏頭花


4. 追記

告知につきましては、一旦書き終えた後も、様々思うところがありました。

抗がん剤治療という、強力でありながら過酷な治療に立ち向かって行くためには、告知により、癌と正面から向き合う姿勢を整えることが必要なのかもしれません。

ただ、そうして治療を進めて行く過程で、不幸にも癌細胞の勢いが抑え込めなかった時、これ以上の治療方針が立たない時が来てしまったら ………。
それも、本人に伝えるべきなのでしょうか。

どのような状況に陥っても、人間は、一筋の光を見出して、ある意味の充実を以て、生きていかれるものなのでしょうか?