1. オープニング
現在絶好調で20% 超えの高視聴率を叩き出している
NHK朝のテレビ小説「まんぷく」。
その内インスタントラーメンを発明する
と知っていても
文句なしに面白い。
さてそのオープ二ングである。
安藤サクラ演じる絶対的ヒロインのふくちゃんが、
海を山道を
行進しながら、よろけながら、髪をかきむしりながら、
闊歩して行く。
困った顔、笑った顔、
スローモーション
最後は曲に合わせて大の字
本当に彼女は愛らしい。
しかし、しかしだ。
毎日(下手をすると昼の再放送も)見ている側にとっては、
このオープニングは何故か辛いのである。
一体この気持ちはどこから来るものなのだろうか。
2. 回数
先程述べたように
私達朝ドラ族は
毎日、下手をすれば日に2回は
このオープニングを目にする。
繰り返し繰り返し。
1回目こそ魅力的な主人公の紹介となって良いが、
2回目以降の視聴に、
このオープニングは果たして耐え得るものなのだろうか。
背景は普通の海、普通の山
そうして普通の容姿のふくちゃん ← (//_//) ま、女優さんだから綺麗なんだろうけれど。
そうしてあのオープニング映像は、
撮影当日の安藤サクラによるアドリブの動きを撮ったというではないか。
あの最後の大の字まで。
なんて雑なのだ。← (//_//) 失礼致しました。
それを毎日見せられているのだよ、こっちはー。
3. 凝り加減
比して本編に入ると、
一転凝りに凝った背景作りとなる。
戦中戦後から
日本が次第に復興を遂げて行く街並み、駅
そういう全体の造作もリアルな上に、
例えば第71話三田村という大阪商工会会長で実業界の大物が
癌に倒れ次代会長の部屋が映った時、
そこには帆船の模型、船の舵が飾られていた。
これらは次代会長の趣味なのだろう。
このように、背景も丁寧に大阪商工会会長の去就を物語る。
一方で三田村の横たわる病室には、
画面の隅ににさり気なく立派な見舞い籠が映っていた。
贈り主の名前札まで下がっている。
人格者であり大阪の商売を仕切っていた人物の病室にふさわしい演出だ。
背景や小道具までも
物語の内容にまで食い込み
こんなにも作り込んでいるのだ。
数分数秒の映像に
見逃しちゃう視聴者なんて五万といようが、
細部が真実を語るのだからいいのだ!
という熱の入れよう。
一瞬で消え去る映像に
これ程までに拘りながら
繰り返し流れるオープニングは
トゥ・ラッタッターだ。← (//_//) これ、凄く口ずさみたくなりますよね。
4. 満腹
朝ドラが100回続けば、
私達は100回乃至200回
同じオープニング映像を視聴することになる。
それこそ全体から細部にわたるまで
工夫したり凝ったりして頂きたい。
ふくちゃんが愛らしいから許すけれど、
やはり今回のオープニングは
インスタントラーメンの「イ」の字にたどり着く前に
既に見飽きてしまった。
いい加減、満腹なのである。
🔻 こちらのボタンをポチッと押して頂けますと、ナナ猿🐵くんのランクがアップします。
応援してくださるととても嬉しいです。
にほんブログ村