1、聖子ちゃんはお人形
以前私はこの芸能ブログにおいて、羽生結弦のことを「妖精」と評した。ならば、松田聖子は「お人形」である。
AKBが48人いようと100人いようと、かなわない。
容姿が綺麗、整っている女の子なら、この芸能界はたくさんの逸材を輩出してきた。それでは「お人形」のような女の子ではどうだろう?
2. デビュー時が1番可愛いってどういうこと?
youtubeで、松田聖子のデビュー曲「裸足の季節」を視聴してみた。
いやいや、可愛い!可愛い!
華奢な身体に長めの首、そうして小さな顔の中の造作といったらー。
まさしく「お人形」なのである。
目の形、小さなぷくんとした唇、そうして小さめの、でも鼻筋の通った、可愛らしくて綺麗な形のお鼻。奇跡である。
そのお人形さんがよく伸びる高音で、愛らしい仕草の振り付けで歌う姿は凄かった。可愛くて歌が上手い。完成されて出て来たお人形が、想像を超えたうまさで歌い、想像を超えた可愛らしさで動いた。
3. 卓越した自己演出
松田聖子は、自分を可愛く見せる術を知っていた。そうして、器用で度胸のある彼女はそれをやってみせた。
お人形が着るようなフリフリの衣装をふんわりまとう聖子。スカートの裾が綺麗になびく。
そういえば紅白歌合戦に初出場した際の聖子の衣装をピーコは、
「お腹を押したら、キュピッてなりそうな (衣装 ) 。」と表現した。やっぱり聖子はお人形さんだ。
舌足らずの喋り方も可愛かった。夜のヒットスタジオで司会の吉村マリが、お忍びで外出する時の聖子の服装を聞いた。聖子は、
「めがね … こ~んなまん丸いの。」「オーバーオール!」と答えて周囲を魅了する。本当は聖子ちゃん、お話も上手なのである。
4. 聖子の自己演出が外れて行く
一方で、かなり早い時期から聖子は、美容整形を自らに施すようになっていた。
まずは一重の目を二重にした。ここまでは納得の行く処置であった。
そこから彼女の路線は変化する。アメリカにかぶれた彼女は、鼻を長くやや下がり気味にした。それは彼女が当時憧れていたというマドンナを彷彿とさせた。お人形のような鼻は消えた。
顎にも何かを入れ、突き出させた。
日本人とアメリカ人とはそもそもの骨格が違う。聖子には似合わない。
とにかく聖子はアメリカナイズされた。ど派手なコンサート衣装。歌い方も変に心を込めた仕草で、可愛い歌詞を歌う。
5. 聖子の経年
誰でも年を取る。
しかし聖子は老いることなく、変化だけした。
それにしても、国宝級のお人形パーツを持って生まれたのにも関わらず、なぜ彼女は、どのパーツもことごとく壊してしまったのだろう。残念でならない。少女のお人形はもういない。
ただ1つ残ったパーツが、聖子のおでこだった。なぜおでこは残ったの?
聖子主演の「野菊の墓」で私達は、
『聖子は( 広過ぎる ) おでこを隠した方が良い。』と学習したはずだ。
せめて後れ毛でも垂らしておくれ。
聖子ちゃん、おでこ丸出しは、やっぱり似合わないよ。
6. 聖子の全盛期
こう見てくると、聖子の全盛期は、
デビュー直後の「裸足の季節」の頃か
目がぱっちり二重になりミニスカート姿で歌った「秘密の花園」の頃だと断言できる。
しかし、奇跡の「お人形」は結果的に、最先端の美容術を施したのにも関わらず、どのパーツも形を止めることはなかった。どのパーツも改築されてしまった。
松田聖子が、自身の国宝級のお人形パーツに気付き、それを維持することに心を砕いていてくれたら …… と想像すると、残念な思いがしないでもない。
🔻 こちらのボタンをポチッと押して頂けますと、ナナ猿🐵くんのランクがアップします。
応援してくださるととても嬉しいです。