1. 羽生選手の怪我
羽生選手は、2012年17歳の当時から
数々の怪我やアクシデントに見舞われて来た。
尿膜管遺残症やインフルエンザ、
激突事故による負傷などだ。
しかし、重大な致命傷にもなりかねない故障は、
昨年から今年にかけて起こった。
2017年11月NHK杯 前日練習で4回転ルッツを跳んだ際に転倒し、練習を切り上げる。
SP当日の朝に「右足首関節外側靱帯損傷」の診断を受け欠場。18年2月の平昌五輪で復帰し金メダル。
翌2018年11月17日のNHK杯 フリーの前の公式練習でジャンプの着氷の際に転倒し右足首を怪我。その日のFSに出場し優勝。
2. 現在の状態
羽生選手の右足首の怪我は現時点で、
「前下脛腓靱帯(ぜんかけいひじんたい)損傷」
「三角靱帯損傷」
「腓骨(ひこつ)筋腱損傷」の疑いと発表されている。
「前下脛腓靱帯(ぜんかけいひじんたい)」とは、足の2本のすねの骨をつないでいる前方やや外側の靭帯である。
「三角靱帯」とは足首の内側にある靭帯。
「腓骨(ひこつ)筋腱」とは外くるぶしの後方を通る腱。
つまり、転倒によって右足首の外側、内側、後方と
複数の箇所を損傷しているということになる。
羽生選手は大会後の記者会見で
右足首の状態を「緩い。」と話していた。
昨年の同箇所の怪我により、
関節に隙間ができ、靭帯が伸びた状態という後遺症は
充分に考えられる。
つまり特に昨年と今年に起こった同部位の故障により、
羽生選手の軸足である右足首に違和感が生じ、
軽い捻りであっても大きな怪我に繋がる可能性が生じている状態である、ということだ。
3. 羽生選手は戻って来るか?
羽生選手は今、非常に深刻な状況下にある。
素人考えでも、
全治3週間とは発表されているが、その後、
右足首の靭帯を保護するための筋肉をつけなくてはどうにもならないだろう。
その期間を5ヶ月と見て、
半年かかる。
スケーティング以前の問題をクリアする為に、
半年は費やさねばならない。
羽生選手23歳。
相当近い背後に意識しているのは
ジャンプを武器とするネイサン・チェン 19歳だろう。
チャ・ジュンファン17歳も怖いが、
まだまだ若く不安定だ。
年齢的に上っていくネイサン・チェン
故障を抱え下っていく羽生選手。
羽生選手の強い負けず嫌いと
ナルシスト的な王者のプライドは、
負け試合に己が参加することは許さない筈だ。
その上、
今後達成できる選手が現れるとは到底思われない
『オリンピック2連覇』は果たしたのだからー。
4. 呼び戻すもの
これだけは特に言っておきたいが、
羽生選手を呼び戻すもの、
それが欲得絡みのスケート連盟だということは、
絶対にあってはならない。
そもそも羽生選手の重大な故障を引き起こした要因は、
過密日程による疲労にある。
羽生選手を呼び戻すものがあるとしたら、
世界中のファン達であるべきだ。
羽生選手自身、
「結婚は?」の質問に
「世界中のファンが悲しむからしません。」
と答えている。
後は、
前人未到の
4回転半。
4回転とトリプルアクセルの連続ジャンプの完成。
何を置いても、
彼の意思のないところで、
羽生選手に無理を強いるのは止めよう。
彼ももうがむしゃらなことはしないと思う。
羽生選手の横顔は、いつの間にか大人の表情を見せるようになっているのだからー。
🔻 こちらから『もの、ごと。』をご覧になれます。
[参加中]
🔻 こちらのボタンをポチッと押して頂けますと、ナナ猿🐵くんのランクがアップします。
応援してくださるととても嬉しいです。
にほんブログ村