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お喋りなNana 生活や芸能

生活や芸能を考察・分析して得た猿知恵をお話します 🐵

【拝見!『スカーレット』様 】朝ドラにおける悲しみの処理の仕方

ネタバレ的予想あり。これから先の『スカーレット』は悲劇が怒涛の如く押し寄せて来そうなのだが、朝ドラの果たす役割を考えると、非常に挑戦的で難しい作品となりそうだ。

1. 朝ドラ


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喜美子は信楽で古い陶器のかけらを見つける ← 常治の言葉がきっかけ


先頃終了した『いだてん』は、
大河ドラマというよりも朝ドラ的である、
と評されたことがあった。


それを言うならば、
朝ドラ『スカーレット』のこれから先は、
怒涛の悲しみの展開が予測され、
それこそ「歴史上の一場面としての悲劇がじゃかじゃか描かれる大河ドラマ」的になって行きそうなのである。← @(//_//)@ どうする?1日の始まり …



2. モデルの人生と本編


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川原家の女達:左から、百合子、マツ、直子、喜美子

赤文字 … 実人生とドラマの一致部分
青文字 … ドラマだけの創作部分 もしくは 相違点


神山清子【川原喜美子 役名戸田恵梨香 役者名は、


1、 昭和11年(1936年)8月2日に長崎県佐世保市で、
金場繁《川原常治 / 北村一輝》の長女として生まれた。



2、ア:父の金場繁は情に厚い人だったが、酒と博打好き。《本編では博打そのものではなく、大博打のような商売に手を出してしまう設定》



3、イ:母親の金場トミは《川原マツ / 富田靖子》、良家のお嬢様で《本編では病弱な設定も加わる》何もせず、
家事や家計は神山清子がやっていた。



4、その後、昭和22年(1947年)2月にウ:滋賀県甲賀郡雲井村へと移った。
神山清子が小学3年生の時だった。
神山清子は、子供の頃から負けん気が強く、虐められても泣き寝入りはしなかった。



5、エ:神山清子は、絵を描くことが好きで、将来は絵描きになりたいと考えていた。
その次に成りたいと思ったのはa:婦人警官《本編で希望したのは喜美子の親友で丸熊陶業の1人娘である熊谷照子 / 大島優子 … モデルなし》だった。
派出所のおまわりさんb:《本編で教えたのは川原家に居候した草間宗一郎 / 佐藤隆太からオ:柔道を習った。



6、カ:いつもテストは100点で成績は1番、
滋賀県の絵画コンクールで金賞を取った。
教師は神山清子に美術大学への進学を勧め、高校の学費は信楽町が出してくれることになった。



7、しかし、封建的な父・金場繁は
「女は裁縫と料理が出来ないとダメだ。キ:勉強など必要ない。」と言い、
神山清子は信楽中学を卒業すると、和裁・洋裁学校へ入れらるのだった。c:《本編では、和裁・洋裁学校を希望したのは三女の川原百合子 / 福田麻由子 … しかも入学は叶っていない。》


8、この頃神山清子は、京都へ行って本格的な絵の勉強をしたいと思っていたが叶わずd:《本編では大阪の荒木荘へ家事賄いの仕事をしに行く》
京都から来たク:日本画家の絵付け師:吉竹栄二郎?《深野心仙 / イッセー尾形》に弟子入り。

e:しかし絵は教えて貰えず、雑用の合間に、見よう見まねで絵付けの仕事を覚えていき、
やがて、下書きから上絵まで任されるようになった。



9、「近江化学陶器《丸熊陶業》」に入って1年が過ぎ、
デザイン部《本編では商品開発部》が拡大され、f:神山清子は主任的な立場になる。
ケ:「近江化学陶器」では女性初のことである。



10、このとき、神山易久《十代田八郎 / 松下洸平g:本編では若い陶芸家の設定》がデザイン部へと移ってきた。
h:神山易久は、中学時代の1年先輩だった。
神山易久は中学時代の美術コンクールで、いつも2位で、1位が神山清子だった。
その為、その頃から神山清子をライバル視していた。



11、父親は結婚に際して、
神山易久が養子に入るよう条件を出すが、
i:神山の姉が反対し、
最終的に神山清子が神山易久の籍に入り、

コ:2人は金場家で同居することになる。
j:《本編では父の意向をくみ、十代田八郎が川原喜美子の「川原」姓を名乗る。》



12、神山清子は、長女・神山久美子とサ:長男・神山賢一をもうける。
k:《本編では長男1人しか生まれない。》
「近江化学陶器」には子どもをおぶって勤め続ける。
l:《本編では会社は辞め、実家の離れで夫婦で陶芸を生業とする。
また、2人が使う電気釜も購入済み。》



3. 創作部分の果たす役割


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八郎沼はどこまで続くw?


先ずは『スカーレット』が細部に至るまで、
モデルの方の人生を丁寧になぞっていること(赤文字部分)が確認できる。


その上で創作された部分(青文字部分)を見て行くと、
脚本家によるある意図が見て取れる。


登場人物全員が、
今のところ
愛すべき人物として描かれているという点だ。


◾︎ 日本画家:深野心仙
数々の名言を残しつつ、
喜美子を一人前の絵師に育て上げ
周囲を和ませながら高潔な人格者であることを印象づけた。↔︎ e実際は何も指導していない


◾︎ 十代田八郎
深野心仙を尊敬し、
陶芸に純粋な気持ちで取り組む青年。
喜美子に陶芸を教え
穏やかで控えめな性格だが、
喜美子への愛情表現は意外と男っぽい。← @(//_//)@ 八郎沼にどんだけハメた?
↔︎ g 喜美子には中学時代から・h ライバル心を燃やし・ij苗字は八郎の姓に変えている。・f職場の力関係も喜美子の方が上。


◾︎ 長男
一人っ子設定の長男に可愛さがクローズアップ! ↔︎ k 実際は子ども2人
↔︎ 照子は3人の娘を産んで更に妊娠中。← @(//_//)@ 猿っぽい 男の子が欲しいそうよ〜


しかし、
この『愛すべき人物』効果は、
それらが失われた時の悲しみも倍増させるのだ。

4. モデルの人生 - これから


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喜美子と照子


△ 夫の神山易久は、自分のデザインをごっそり持ったまま
「近江化学陶器」からライバル会社へ移る。
が、移った先の人間関係もうまく行かず退社。


△ その上、神山清子の作品が、
様々なコンクールにがんがん入選しまくるので、
神山清子への嫉妬が凄いことになる。


△ 挙げ句の果てに
弟子の女性と不倫関係となり、
神山清子とは離婚 ← @(||_||)@ 八郎沼干上がる予報〜


△ 失意の神山清子を1人励ます長男神山賢一が
29歳で白血病を発症し、
31歳で死去してしまう …… ← これから先の『スカーレット』には壮絶な悲劇しか … 待っていない … @(||_||)@ ← ネタバレの悲劇と相まって〜

5. 加えられた悲劇


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ワイルドな◯◯歳w 絶妙なさじ加減の父ちゃん


更にっ、
神山清子の人生にはなかった
余分な悲劇まで盛り込まれる。


本日12月25日の放映をもって、
父親の川原常治が他界しまうのだ。← @((((;゚Д゚)))))))@ ← 耳が w


ま、
実在の神山清子は、
古代穴窯で信楽焼を作りたいと思うようになり、
父親が山を売り、← 朝ドラより資産家ね!


そのお金で夫の神山易久と共に、穴窯(=「寸越窯:ずんごえがま」)を作るが、
それが発端となって
上記した実在の悲劇が起こって来るので、
常治にはここいら辺でおさらばして頂いて、
悲劇には関わらせない方がいいわ〜 ッネ!← @(T_T)@ 悲しみの朝に、ンなこと書くな〜 ← 猛抗議 w



6. 大問題


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頑張れ!喜美子!


とにかく今までに例を見ない展開なのは、
主人公の出だしは不幸でも ← 『おしん』is No.1
徐々に上り坂になって大円団!


という朝ドラセオリーが見えない
ということだ。


結末に向かうまでも
毎朝、悲劇
若しくは悲劇の予感 ← @(||_||)@ 最近の傾向 ← 悲劇フラグ立ちまくり
… というのは、
朝のスタートとしてはキツいわ〜。


そこの処理は
根っから前向きでしっかり者の喜美ちゃんと
ドラマだけに投入された愉快な仲間たち


a 何だか可愛くて堪らない幼馴染の照子 & 信作(林遣都
b 危機の時ほど現れる温和で理知的な草間さん
c 存在感のある次女の直子と三女の百合子
d 荒木荘の人たちだよ〜 ← 泣きそう〜

が担うのでしょうけれどー。


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小学生の喜美ちゃんに柔道を教えてくれた草間さん / 荒木荘〜 ❤︎


何よりも
神山清子さんが成し遂げた
※ 自然釉(しぜんゆう)による古代の信楽焼きの再現

※「信楽自然釉」と名付けられた。


が、彼女(喜美子)の生涯を救い輝かせるという昇華の結末が、
視聴者を納得させる形で訪れるのならば、
芥川龍之介が描いた『※ 芸術至上主義』にも匹敵する
孤高の傑作『NHK 朝の連続テレビ小説』となるだろう。

※ 芸術は全ての物事や感情を凌駕して光り輝く、という考え方・主義。


大変難しい道のりだが、
優れた脚本と演技派揃いだけに
大いに期待している。


ともに
泣き、笑い、
昇華の気持ちを味わって、
朝をスタートさせようではないか。


🔻『いだてん』については、⤵︎ こちらに書かれております〜 @(//_//)@ 読んで〜 ← おねだり w
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