新型コロナウイルスの脅威に晒されながらも、決して無策に陥っている訳ではない。日本が手にしている希望の光の存在を意識して、力を合わせて頑張ろう。
1. 聖火の到着
オリンピックは、その開催国に莫大な利益をもたらす。
だからこそ各国は、こぞって開催候補地として手を挙げるのだ。
それでは
そのオリンピックを開く為に絶対に必要なものは何だろう?
オリンピック開催に必要不可欠なもの。
それは、
第1回大会から連綿と引き継がれる『聖火』なのである。
聖火無くしてオリンピック開催はあり得ない。
逆を言えば『聖火』さえ到着すれば、
その地でオリンピックは開催される。例え延期になったとしてもー。
巨額を投じて準備を整えながら利益は得ずして中止、とはならない。
今や新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっている。
東京をとばして、オリンピックは次回開催地のロンドンに、
というのは最悪のシナリオだが大いにあり得た。
ギリシャ アテネのパナシナイコスタジアムから
聖火特別輸送機「TOKYO 2020号」に乗せられた聖火が、
宮城県にある航空自衛隊松島基地に到着したのが
2020年3月20日(金・祝)。
上記経緯から
この瞬間をもって、
『東京2020』オリンピック開催が決定したと言っても過言ではない。
2. 安倍晋三総理と小池百合子都知事
上記は、
女房の操縦はてんで駄目だが
外交手腕に長けている安倍総理のもたらした功績だ。
ただし
この『すっとぼけ聖火誘導大作戦』は
大親友の麻生君には告げただろうが、
開催地である東京都知事の小池百合子氏に伝えたかどうかは分からない。
彼女は辣腕で自身の考えを持っている。
その政治手腕を恐れるが故に
一時は自らの手で叩き潰した人物である。
兎にも角にもオリンピックは来た。
3. タイミング
同日20(金)・21(土)・22(日) の三連休にかけて
東京は人で溢れ返った。
自粛で家にこもることに飽きた人々と
桜の開花と
三連休が運悪くも重なった為だ。
札幌雪祭りに集まった人々に
その後に来る恐怖を想像できなかったように、
海外の惨状を高みの見物で過ごしていた日本の人々には
危機を脱したかのような安堵と緩みが存在していた。
その証拠に埼玉では6000人規模の観客を集め、
『K-1』さえ開催されている。
案の定、花の宴から遅れること5日目の25日(水) から
潜伏期間を経て新型コロナウイルスは突然開花した。
3月28日現在東京都では
新型コロナウイルスの感染者が
新たに63人確認されている。
25日から連日、
都内で1日24時間中に新たに確認された感染者数の最多記録を、
日々更新し続けている。
新型コロナ治療の中核となっていた「永寿総合病院(台東区)」の感染者が約半数を占めているのも痛い。
「感染経路不明者」多数というのが、
パンデミックの予兆を感じさせる。
この聖火到着時期と
プレパンデミックの時期の一致を見て、
「オリンピック延期(開催・聖火)の決定までは感染者の数を少なく操作していた。」と
穿った見方を示す人もいるが、
それはあり得ない。
上記した明白な『原因 ー 結果』が存在する限り、
そこには意図的な操作など入り込む余地は無いのである。
《偶然の一致》に対して《ゲスの勘繰りをする行為》は
無意味であり混乱を招くものであるから
止めにして頂きたい。
4. 小池百合子都知事
さて本題。
ここまで切迫した新型コロナウイルスへの対処だが、
私は小池百合子都知事の手腕に望みを託している。
A. 政治家としての姿勢
北海道の鈴木直道道知事が
新型コロナ収束に向けて全責任を取ると宣言し
泥を被ったように、
小池百合子都知事も都知事就任直後に自らの給与と都職員の給与を引き下げ、
自身の身を削った政治家である。
両者とも自身が火の粉を被り
『火中の栗を拾う』ことができる稀有な政治家である、
と私は見定めている。
保身を考えない政治家は強い。
雑念を捨て、一心に問題に立ち向かえるからだ。
B. 論理的
小池都知事は
論理的思考をスラリと行う。
その受け応えに顕著に表れるのが
問題の在り処とそれに対する手立ての明確化である。
理路整然としていて無駄がない。
今回のプレパンデミックに関しても、
⚫︎「永寿総合病院」の院内感染(= 問題の在り処)に対して
他病院の病床を確保する(= 手立て)
⚫︎ 海外からの帰国者がクラスターを形成(= 問題の在り処)に対して
入国拒否の要請(= 手立て)
⚫︎ 感染経路不明者の続出(= 問題の在り処)に対して
不要不急の外出の自粛(= 手立て)
と、打てる手立てを即座に提示した。
5. 『東京2020』
長嶋一茂は、お父様から『野生の勘』を見事に引き継ぎ
時折びっくりする程的を射たことを言う。
「コロナを抑え込むことと、経済を継続させることとは、残念ながら両立できない」
然りだ。
だが、だからこそ、そこで聖火だ。
新型コロナウイルスの収束後、
日本は『東京2020』オリンピック開催という景気回復カンフル剤を手にしているではないか。
1964に開催された東京オリンピックが
戦後日本の復興の象徴なら、
今回の『東京2020』もまさにその役割を担う。
新型コロナウイルスが本格的に猛威を振るうかもしれない瀬戸際までは来たが、
私たちは希望の光も手にしている。
ここは踏ん張りどころ。
全年代層、力を合わせてとことん踏ん張ろうではないか。
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