聖子の中で最も芸術的な楽曲といったら『ガラスの林檎』だろう。磨き上げられた
クリスタルボイスが光る1曲について語ります。
1. 評論
入試などでは、小説よりも評論の読解に苦しむことが多い。
しかし、各評論が導き出す「結論」自体はシンプルで明快なものである。
ただ、その「結論」に行き着くまでの「道のり」が、
評論特有のお作法にのっとった書き方をしており
評論特有の語彙を散りばめて使っている
…… という点に違和感を覚えてしまうのだ。
更に筆者も人間なので、
それぞれが固有の癖を持っている。
難解とされた小林秀雄の評論は、
「話題の飛躍が激しい」という癖を持っていた。
… であるから逆に、
受験などに出題され易い評論家の
文章上の癖や、ライフワーク化している主張などを知っておくと、
評論は格段と読み解き易くなる。
2. 『ガラスの林檎』
@(💢//_//)@ ウッキー!
またまた訪問者9割離脱だ、ウッキー!← キャー、そんなチョコバナナ🍌〜 ← お祭りで食べると格別に美味しいやつ〜
『ガラスの林檎』は、1983年8月1日にリリースされた、松田聖子14枚目のシングルである。『秘密の花園』の2枚後となる。聖子21歳。
作詞:松本隆 / 作曲:細野晴臣 / 編曲:木村雅朗
年末の賞取り合戦を意識した厳かなスローバラードとなっている。
3. 松本隆
話は『1. 評論 』に戻るが、← @(//_//💢)@ ウキッ⁉︎
この松本隆は、
▪︎ ストーリーをメロディに乗せるのがうまい。(ストーリーテイラー)とともに、
▪︎《単語を跳ばす時》は要注意
という癖を持っている。
「蒼ざめーたーつーきが ひーがーしーからーのぼーるわー
丘の斜めーんには コスーモスがー揺れーてるー
目をー閉ーじてー あーなーたーの腕のー中ー
気をーつーけてー こーわーれーそうなーこーころー」
メルヘンティックな月夜の光景に包まれ
恋人の腕の中にそっと抱かれる聖子ちゃん
次だ。
「ガーラスーの林檎たーちー」
いきなりの『林檎』宣言、歌詞がとぶのである。
そうして、《とんだ単語に核心的な意味が込められる》というのが、松本隆の特徴なのである。
4. ガラスの林檎
『林檎』の花言葉を行こう。← @(//_//)@ えっ?果実にも花言葉あるの? ← 🍌@(//_//)@ バナナの花言葉は〜?← うるさい
『林檎』の実の花言葉は《誘惑》《後悔》
この花 ( 実 ) 言葉の由来はアダムとイブにあるとされている。
エデンの園に住んでいたアダムとイブは、禁断の〈善悪の知識の実〉である『林檎』を食べてしまう。そのことによって楽園を追われ、最初の人類(= 男性と女性)になるのだ。
つまり『ガラスの林檎たち』というのは、
『繊細で儚げな恋に身を委ねている未熟で無垢な恋人たち』
という現在の2人の関係性の象徴なのである。
@(//_//)@b 『秘密の花園』にもこの《言葉とばし》テクニックが使われております。詳細は ⤵︎ こちらをご覧くださいまっせー ❤︎
www.tatazumai.space
5. 聖子歌唱
スローバラードだけに、丁寧に歌うことができ、聖子歌唱の美しさが際立つこの1曲。
『クリスタルボイス』と称される、非常に透明感のある声質と伸びの良い歌唱で歌い上げる。神秘の世界へと誘う聖子歌唱は芸術と言っても過言ではない。
一方で歌い出しは特に、聖子ちゃんのハスキーボイスが勝って味わいと切なさとを醸し出す。
「こーわーれーそうなーこーころー」からバンッとキーを上げ、
「ガーラスーの …… 」と入るドラマティックなコードも難なくこなして見せる。
うまいよねぇ …… ← これしか言葉が見つかりましぇん @(-_-)@ ← 登場すなっ
@(//_//)@ それでは行きましょっか。
聖子ちゃん自身がまた、抜群の透明感なのよね〜 ← 透明人間ではありません。← 知っとるわい @(//_//)@
松田聖子『ガラスの林檎』
ガラスの林檎/松田聖子~夜のヒットスタジオ(白ドレス)
🔻 こちらのボタンをポチッと押して頂けますと、ナナ猿🐵くんのランクがアップします。
応援してくださるととても嬉しいです。
にほんブログ村