'20 世界選手権に向けて復活した『SEIMEI』の凄さについて、2015-16シーズンの『SEIMEI』と徹底比較しながら、語ります。
１. 『SEIMEI』
先日、羽生結弦選手が『スーパースラム』達成を果たして幕を閉じた四大陸選手権。
その折に羽生結弦選手は、
２月６日の練習リンクでの調整時と
９日のフリースケーティング（FS）本番において、
冬季五輪２連覇を果たした２０１８年平昌オリンピックの演目『SEIMEI』を披露した。
既にフィギュアスケート史に残るプログラムとなった『SEIMEI』の再登場に、
世界中のフィギュアファンが湧き立ったことは言うまでもない。
羽生選手の印を結ぶポーズに
悪霊退散どころか
世界中に結界が張られ
ハロウィンも実施不可能になるんじゃないかと、
衝撃が走ったものだった。@(||_||)@ ううう … ← 悪猿🐵退・散・！
２. 『SEIMEI』恐るべし
ところでこの新『SEIMEI』であるが、
初出の２０１５- １６時点で既に高難度プログラムであった。
それが今回、
さり気な〜く しかし、恐ろしいくらいに
そのレベルを上げて来ているのである。← @(>_<)@ ブルルッ！
先ずは
２０１５-１６シーズンのものと２０２０のものとで、
組み込まれている主なテクニカル面を表に纏めてみた。
2015-201６ SEIMEI |
2020 SEIMEI |
||||
|---|---|---|---|---|---|
テクニカル |
4S |
４回転サルコー |
☆ 4Lz |
☆ ４回転ルッツ |
|
4T |
４回転トウループ |
4S |
４回転サルコー |
||
3F |
３回転フリップ |
3A |
３回転アクセル |
||
なし |
なし |
3F |
３回転フリップ |
||
Spin |
スピン |
Spin |
スピン |
||
※ StSq |
※ ステップシークエンス |
※ StSq |
※ ステップシークエンス |
||
演技後半 |
|||||
テクニカル |
4T+3T |
４回転トウループ‐３回転トウループのコンビ |
4T+1Lo+3S |
４回転トウループ―シングルオイラー―３回転サルコー |
|
3A+2T |
３回転アクセル‐２回転トウループのコンビ |
4T+3T |
４回転トウループ―3回転トウループのコンビ |
||
3A+1Lo+3S |
３回転アクセル‐シングルオイラー‐３回転サルコー |
3A+2T |
３回転アクセル―２回転トウループのコンビ |
||
3Lo |
３回転ループ |
なし |
なし |
||
3Lz |
３回転ルッツ |
なし |
なし |
||
Spin |
スピン |
Spin |
スピン |
||
※ StSq |
※ ステップシークエンス |
※ StSq |
※ ステップシークエンス |
||
※ StSq（ステップシークエンス）：複数のステップやターンを組み合わせて氷上に図形を描きながら移動するエレメンツ（要素）のこと。
ジャンプの難易度 |
|||
|---|---|---|---|
易 |
T |
トウループ |
|
↓ |
S |
サルコウ |
|
↓ |
Lo |
ループ |
|
↓ |
F |
フリップ |
|
↓ |
Lz |
ルッツ |
|
難 |
A |
アクセル |
|
３. ルールの改定に伴う変更
平昌五輪後にフィギュアスケート全体のルール変更が行われ
フリーの演技時間が30秒短くなり、
ジャンプも８つから７つへと減った。
新『SEIMEI』はこれに基づいて、
振付師のシェイリン・ボーンさんと編集し直したものである。
Ａ. ４分半から３０秒短縮された演技時間について
▪︎ 冒頭からの４つのジャンプを、短い技のつなぎでこなし、
演技前半の時間を短縮する。
▪︎ 全体的にジャンプ間の助走を削ることで、
時間の短縮を図りながら、芸術性も高める。← @(T_T)@ ゆづく〜ん ……
Ｂ. ジャンプについて
▪︎ ４回転ジャンプはルッツ、サルコー、トウループの３種類を計４度入れる構成になった。
旧『SEIMEI』と比べ、高難度４回転をズラリッと揃える構え。
（表中、赤字部分）
▪︎ 得点が基礎点の１.１倍となる後半３つのジャンプは、
全て高難度のコンビネーション・ジャンプ‼︎
（表中、青字部分）
Ｃ. 見せ場について
右の靴のエッジ（刃）を傾けて氷上に付くくらい低い姿勢で左脚を伸ばして滑る『ハイドロブレーディング』や
『イナバウアー』など
五輪時の見せ場は残してある。← @(//_//)@ こういうとこ！なんだよね〜。
４. 至難の技
実際の四大陸選手権において羽生は、
ジャンプ３本目の３回転半（3A）の着氷から、
次の３回転フリップ（3F）踏み出しまでの間隔は約４秒。
その間わずか３歩で跳んだ。
この助走の少なさ（ほとんど無いじゃんね〜）を反映して、
開演から前半のジャンプを跳び終えるまで
平昌では３本で５８秒だったが、
今回は４本で１分ジャスト。
《ジャンプを１本増やしても２秒しか増えない》という
至難の技に出たのである。
…… HR 帰りの会にて …
@(//_//)@/ 先生っ、はいっ！は〜い！
前からずっと気になっていたんですけれど、
見せ場も何もなく、
助走をたっぷり取ってジャンプしている人がいま〜す。
その人はぁ、
助走をチョピッとずつ削れば時間内に収まるんですけれどぉ、
削ってもやっぱり助走がたっぷりなのは
ちょっとズルイ気がします〜。← なな猿🐵くん、肝心なところが小さな声で聞こえませんよ。
きり〜つ、礼！@(._.)@ ← 言って良かったよね … グジグジ ← … って悩んじゃうじゃんね〜！
５. 神の領域
実は、キム・ヨナ辺りから、
『ノーミス』という言葉が使われ始め、
私達はその言葉に慣れ過ぎてしまっているように感じる。
…… 我が身を振り返れば、
あんな細いやいばの上に両足を乗せ、
もしも、もしもよ！ステップの１つでも真似できたら、
途端に足が猛烈につっちゃって立ち上がれなくなるだろう。テヘヘ @(//_//)@ ← では済まんのだ〜
…… それを上記したような、
もはや『神の領域』のプログラムを滑るのである。
羽生くんは気持ちがしっかりしているから、
気持ちがある限り挑み続けるわよ。
でもね、フィギュアスケートの領域もここまで来ると、
もう怪我なく元気で力一杯滑ってくれればいいのよ〜
私達秀樹ファンは、秀樹ロスでだいぶ弱っているものだから ← 遂に出た。@(||_||)@ ヨロヨロ …
もうこれ以上の刺激には耐えられまへん。@(>_<)@ 心応配援でござる〜 ← 錯乱 w
本当に無理しないでね。
『神の領域』に入っている、って分かっているからね。
応援しています。
🔻 こちらは海外の方々が、賞賛とともに数多く見られている動画です。どうぞ〜 @(//_//)@/
羽生結弦 × Yuzuru Hanyu ～ SEIMEI - prologue
🔻 羽生結弦選手のプログラム・戦績一覧については、こちらに ⤵︎ 書いてあります。@(//_//)@/ 宜しければどうぞ〜♩
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