1. 敗退
2019年2月19日、
ドバイ・デューティフリー・テニス選手権において
世界ランキング1位の大坂なおみ選手が
世界ランクキング67位のK・ムラデノヴィック選手(フランス)に
3-6, 3-6のストレートで敗れ、
初戦で姿を消す波乱が起きた。← (//_//) … と書いたものの予想はしていたけれどね。
敗因は、
これまで大坂を支え世界ランキング1位まで成し遂げさせた
元コーチのサーシャ・バイン氏の解任によるものである。
これは明白だ。
元々大坂は
非常に内気であり
試合中も弱気に陥りがちで
技術はあっても精神力が伴わなかった選手だ。
その大坂のネガティヴシンキングを見事に抑え込んだのが、
サーシャ・バイン氏であった。
サーシャ・バイン氏は2017年12月より大坂のコーチに就任。
世界ランキング76位だった大坂なおみを
就任1年強の2019年1月26日には全豪オープンで優勝させ、
世界ランキング1位の座に就かせている。← (//_//) 余りのスピード出世にメディアの盛り上げも追い付かずの感あり。
正に加速度的な急成長を実現させたのだ。
ところがその直後、
大坂サイドはサーシャ・バイン氏を解任してしまう。
これはどう考えても
納得できない措置である。
2. 大坂なおみ
2018年9月11日全米オープンにて、
伝説のセリーナ・ウィリアムズを破り優勝した時、
セリーナを応援していた満場の観客の不満で
表彰式は大ブーイングに包まれた。
その表彰台の上で、
大坂なおみは以下のようなスピーチをした。
「ちょっと、質問じゃないことを語ります。
みんなが彼女(セリーナ・ウィリアムズ)を応援していたのを知っています。
こんな終わり方でごめんなさい。
ただ 試合をを見てくれてありがとうございます。本当にありがとう!」そして、セリーナ・ウィリアムズに向かってお辞儀をすると、言いました。
「プレーしてくれてありがとう!」・・・と。
大坂なおみ 20歳。
まるで子どものように
感じたままを語る大坂選手。
あまりにも無垢な彼女がそこにいる。
3. サーシャ・バイン氏
一方サーシャ・バイン氏はというと、
選手との対話を重視し、
引っ込み思案の大坂選手にかける言葉は
非常にポジティブで優しい。
思わずクスッと来ちゃう感じ。
彼女(大坂選手)は完璧主義で、
自分自身に厳しすぎるところがあるから
僕は真逆でいなければならない。だから『大丈夫。地球は丸くて、
草は青いさ、すべてうまくいく』って(大坂選手に)言うんだ。
自信をなくし、涙を流す彼女に、
『できるよ』『深呼吸して』
『みんなわかってる。君はできるんだよ』
と優しく、
暗示をかけるように
粘り強く励まし続けてきた。
* (//_//)b 赤字部分は、私にも囁いて頂きたい言葉です。← 叱って …
…… とこのように、愛の囁き?と勘違いしてしまうような語り口。
しかもサーシャ・バインコーチは独身、イケメン、33歳と来たもんだ。
4. 小さな恋のメロディ
① 大坂なおみちゃんはサーシャ・バインコーチに恋をしてしまった。← (//_//) …んじゃない?
② 無垢で想いを隠すことを知らないなおみちゃんは、サーシャに自らの恋を打ち明けた。
③ サーシャは、「地球は自転を繰り返し、木々は風に揺れる。僕は君のコーチにはなれるけれど、恋人にはなれない。」と答えた。
その結果サーシャは、
恋人はおろかコーチにさえなれなくなってしまった。…… と、こういう訳だね。きっと。
唯一無二のコーチの不在と失恋とのダブルパンチで、
今の大坂なおみは
世界ランキングで相当見劣りする選手相手にすら敗退してしまう。
5. 今後
大坂は元々引きずるタイプだというから
失恋から抜け出すには
ある程度の期間が必要とされるだろう。
加えて、
サーシャのコーチングは独特のものなので、
彼の代わりを探せるかどうか。
更に、
失恋から抜けきらない内に、
サーシャが他の女子選手のコーチに就任してしまった時、
大坂はその弱いメンタルで
目の前の現実を処理できるのか。
非常に危ぶまれるところである。
圧倒的な実力と
天真爛漫な心とを併せ持ち
私たちを魅了してやまない大坂選手だけに
彼女の立ち直りを
心から応援するのみである。
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