1. 侍ポーズ
全国高等学校野球選手大会、第100回に当たる記念すべき今大会において、
堪らなく魅力的な高等学校が準優勝を獲得した。
米どころ秋田県の優勝校、秋田県立金足農業高等学校である。
秋田県が農業高校を出してくるというこのウィット。← (//_//) いや、本当に強いのだ。
今大会のヒーロー吉田輝星(こうせい・3年)が、
マウンドに右膝を着いて左足を立て、
センターの大友朝陽(3年)と目を合わせてから右手で抜刀する「侍ポーズ」別名「シャキーンポーズ」とも。
1回戦から準決勝までまんまとやり抜いて、
あまりの格好良さに私達は魅了された。
抜刀する前に身を屈めたまま、
吉田投手はロージンバッグを暫くはたき続け白い砂埃を立てる。
それが横にスゥ〜ッとたなびいてからのシャキーンだ!
⤵︎ 「侍ポーズ」by 吉田投手
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格好良すぎる❗️
遂には高野連から自粛規制が出た。
当たり前だよ。
格好良すぎるもの。
ここで自粛を入れなかったら、
来年の甲子園では、
各高校が決めポーズを作って来る(爆笑❗️)
このように高野連が後手に回る、読み切れないことをしてくる
これが個性の激突の中で日々を送る公立高校なんだなぁ。
2. 仰け反り校歌
あれだって、地方は校歌をメッチャ練習するから、
伝統ある由緒正しき歌い方なのだ。
野球部員が綺麗に揃って仰け反る角度も同じ、
上手いも下手もないところが良い。
また中学からの顔馴染だからできるのだよ。
男子達はこういうのを「あ、うん」の呼吸で作り出す。
⤵︎ (//_//) 決して上手くはないが懸命に歌う、金足農業高校の仰け反り校歌。
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このように金農の野球部員達はいかにも高校生らしかった。
公立の中学から公立の高校へと進んだ身近な高校生の集団だった。
それは甲子園では非常に稀有な存在である。
特にベスト16辺りでは希少珍種だ。
全国から寄せ集められ、
整いに整った環境で
ふんだんに費用を掛けて
スカウト達が目を光らせるようなチームは詰まらない。
高校生が少年ジャンプを愛読するように、
等身大のヒーロー達が活躍しなくちゃ面白くないのだ。
3. めった打ち
決勝戦5回表、
吉田投手は大阪桐蔭打撃陣のめった打ちにあう。
私は病院のロビーで、
その様子をチラリと目にした。
胸は傷んだが、
「堪えろ、吉田。」と思った。
「試練をしのげ。」と。
吉田投手の後ろにはずらりと友達が野球仲間が… 友達がいる。
だから頑張れと思った。
案の定5回が終了したところで、
吉田、佐々木主将、2人して、
監督に吉田の限界を告げたという。
それで正解だ。
彼らの自立した姿がそこにはあったと思う。
4. 報道
勝利したのは大阪桐蔭だ。
それも春夏連覇を2回成し遂げたの?
ごめんなさい。
(//_//) でも私達は、圧倒的に金農の話の方が興味津津であり面白いのだ。
君ら大阪桐蔭高校は、4皇のように絶対的な強さで立ちはだかった。
けれど対する吉田はルフィだ。
こうして振り返ると、
記念すべき第100回大会は、
船長ルフィ(=吉田投手)を中心に、
全くメンバーチェンジ無しで、
一緒にワンピース(=優勝旗)を目指す9名(=金農ナイン)の物語だったと言えよう。
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