1. 羽生結弦
遂に美しき羽生結弦(24)が氷上に返ってくる。
2019年3月20日 埼玉スーパーアリーナで開催される
世界選手権でだ。
SPでの使用曲は『 秋を感じて Otonal』
R.D.ブラシオが作曲したピアノ曲である。
この曲はジョニーウィア(34)がかつて演じたものである。
ジョニーもまた、中性的な容姿を持ち芸術性の高い演技を行う。
エフゲニー・プルシェンコ(36)を尊敬し、
彼からも高評価を受けていたフィギュアスケーター。
このドラマティックなピアノ曲を演じる羽生は
指の先まで繊細に神経を行き届かせ
ただひたすらに美しい。
一方FSでは
そのご本家エフゲニー・プルシェンコが嘗て芸術点で満点を叩き出した楽曲で
『Origin』と題した滑りを見せる。
こちらはシンセサイザーなども駆使して
現代的なアレンジ。
細身の黒い衣装をピタッと身にまとった羽生は
スピーディで決まりに決まったポーズを連発する
羽生の演ずる黒い羽根の天使。
ここでも
SP対FSで全く逆方向の個性を表現しきる
羽生の二面性が際立つ。
更に、効果的に主旋律が繰り返され
SPとはまた異なるドラマ性を醸し出す
この曲に乗って舞う羽生を見ていると、
ふと涙が出てくるのだ。
羽生の輝かしくもイバラの道であった
スケート人生が透けて見えるようなプログラムだからだ。
SP・FSとも文句なし。
羽生の魅力を存分に引き出し得る構成だ。
2. 宇野昌磨
宇野昌磨(21)
SP『天国への階段』
これが又いいんだよ。
なんとレッド・ツェッペリン「天国への階段」
のスパニッシュアレンジ!
男女のスパニッシュギター、デュオによる演奏なのだ。
宇野は宇野で
羽生とは又違う日本人離れした体型をしているのをご存知か。
厚い胸板に
プリッとした尻。
偏平な東洋人とは異なるコケテッシュな体型をしている。
そんな宇野には
リズミカルな外国民族調の曲がピタリと合いとても楽しい。
途中で手拍子するとこなんかも最高だ。
宇野共々観客をも乗せてくる。
一方注目のFSは、
王道中の王道
ベートーベン「月光」である。
先ずは重厚で一音一音を抑えるような出だし。
中盤から打って変わり、早いリズムに乗せての怒涛のスケーティング。
この圧巻の構成を
四大陸選手権で宇野は見事に演じ切っていた。
闇を照らす月光の静寂と確かな光
昌磨の新境地であり覚醒である。
(//_//) 詳しくは ⤵︎ こちらをご覧くださいませ。
https://www.tatazumai.space/entry/2019/02/25/023917www.tatazumai.space
ただ気になるのは、
オーソドックスなクラシック曲を演じる時ほど
バレエ的な動作、仕草がしっくり来るという点だ。
羽生の長く細い指がしなやかに動くのに対し、
宇野の指の動きにはグーとパー的な単調な印象を感じ易い。
お尻がプリッとしているが故に
ジャンプから着氷した時の上半身が
前傾しているようにも見えてしまいがち。
(勿論上半身はきちんと立っている。単に見えるというだけだ。)
しかし、こういう僅かな印象による差が、
羽生の完璧な美しさを前にした時、
やはり見栄えの見劣りとなって出てくる。
採点には関係しないとは思いつつも
微妙な影響を与え得る要素でもある。
それがフィギュアスケートだ。
要は、
オーソドックスなクラシック曲の優雅さをどう出すかだ。
王道の楽曲を使う時の
真っ向勝負感がここにある。
3. 予想
予想の前にチェン(19)いたね〜
チェンはジャンプの前の助走が長過ぎ〜。
助走-ジャンプ、助走-ジャンプの繰り返しにしか
私には見えないのだ。
よってカット。← (>人<) ネイサン・チェンファンの皆様ごめんなさい。ご無礼を許して〜
さて
勝利は
僅差で羽生結弦。…… と読んでいる。← (//_//) また羽生じゃつまんない?私も予想は止めようと思ったんだけれど ……
経験の差だよ。
勝つ為の経験の蓄積が
羽生の方が質実ともに優っている。
兎にも角にも
数日後に迫った
平成最後の王子達の熱戦を
しっかりとこの目に焼き付けよう。
(//_//)/ ではでは〜!
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