松本隆とユーミンの最強タッグにより松田聖子の歌う女の子像がいよいよ形になって行く。この時期に歌われた『渚のバルコニー』について語って行きます。
1. 『渚のバルコニー』
『渚のバルコニー』は、1982年4月にリリースされた松田聖子の9枚目のシングルである。松田聖子20歳。
作詞:松本隆 / 作曲:呉田軽穂(ユーミン)。
前シングル『赤いスイートピー』で、大ヒットを飛ばし、『渚のバルコニー』でも引き続きユーミンが作曲を手掛けている。
2. サビ入り
この『渚のバルコニー』は、いきなりサビから歌に入って行く。だから『サビ入り』@(//_//)@b ← どうせ猿🐵くんが考えたんでしょ。← ご名答〜
「なーぎさーの・バルゥコニーで・待ってて
ラベンダーァの
夜明けーの・うーみが・見たーいのー
そーしてーひみーつ …」
「待」に愛らしいアクセントが置かれ印象的なこのフレーズが、1曲中に3回登場する。
上記歌詞とセットになっている
「そーしてーひみーつ …」も3回。
しかもラストに歌われる時には
「きっときっとぉよぉ
ひーとりで来てぇねぇ
ゆーびきりしぃてぇねぇ
そーしてーひみーつ …」
ととびっきり可愛く、条件付けられ念押しされ……の上での、思わせぶりなほのめかしとなっているのだ。← 行かない男子いるの?← 夜明け前っていう曖昧な時間指定も許すわ〜
因みに『バルコニー』とは、
洋館の2階以上に取り付けられた出っ張ったスペースで、屋根がないものを言う。この『渚のバルコニー』では、広さに余裕のあるルーフバルコニーをイメージしますね ❤︎
3. 実景
それでは彼氏を中心に実景を眺めて行こう。
「右手に缶コーラァ 左手には白いサンダール
ジーンズを濡らしーて 泳ぐあなた
あきれて見てぇる」
… と今回彼は、なかなかアクティブなのである。しかし!
「馬・鹿ね 呼んでも無ー駄よー
み・ずぎ 持ってないー」
… と軽くいなされるのでもあった w
致命的なのは2番で
「海沿いのカァーブでー
走り過ぎる・車数えーたー
キスしてもいいのーよー
黙ぁってると・壊れそうなーのー」
「キスしてもいいのーよー」って、
ジェンダーフリー‼️← そうじゃなくって ……
『赤いスイートピー』で気まずさに泣きそうになっていた女の子は、
こうして、草食系男子の限界や鈍感さや子供っぽさを受容して、
女の子からきっかけ作りをする迄に、2人のバランス関係は進んだのである。
@(//3//)@ キスしてもいいわーよー♩ ← 切腹しなさい
4. 渚のバルコニー
この歌では『秘密の花園』と並ぶ2大パワースポットが現われる。
待ち合わせ時間も『夜明け前』とざっくりなら
待ち合わせ場所も『渚のバルコニー』とだけ。
2人は本当に会えるのか?と思われる程曖昧模糊としている。
しかも、こっから彼女は、
「霧のヴェールで」「包み込」まれた当該地点で
「I love you so love you もう
離ーさないーで
あーなたーを・愛してるー」
「ほら・愛のベル
こーころに・ひびいてるー」
とグイグイ押して来るのである。
その挙句に
「そして秘密 ……」
… と2人に起こる何か、もけむに巻いてしまうのだ。
私はこの美しいモヤモヤワクワク感を限りなく素敵に感じた。
神秘に包まれた渚のバルコニーあってこその『渚のバルコニー』なのだ。← @(//_//)@ … ってことで分かりますか?
そうして、
このリアルと神秘とを再現歌唱でサラッと歌いこなしてしまえるのが、偉大なる美少女歌手 松田聖子だ。
聖子の歌唱力である。
もう1つのパワースポット『秘密の花園』については ⤵︎ こちらに書いてあります〜
www.tatazumai.space
5. 女の子らしさ
聖子ちゃんのイメージする女の子らしさは、
そのよく似合うふんわりしたレースひらひらドレスに表れている。
女の子の誰しもが
ピアノの発表会で着るようなレースの付いたワンピースに憧れた時代に
それを最も愛らしく理想的にデザインしたものを
日本中の誰よりもピタリと着こなした。
聖子の生まれ持った華奢な肢体や
エレガントな仕草は
ドレスを着た彼女が動く時
聖子の女の子らしさを一層引き立てた。
この曲では身体を大きく左右に振るが、
ホンットに可愛らしいのよね〜
@(//_//)@ それでは行きましょう
君はたったこれだけのヒントで、渚のバルコニーにたどり着けるか?← そこ、問題じゃないからw
松田聖子『渚のバルコニー』
松田聖子 下がり眉毛が愛おしかった頃の聖子さん!「渚のバルコニー」1982年 松任谷由実作曲
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