１. サザエさんのエンディング
今年放送50周年を迎える国民的アニメ『サザエさん』
エンディングのラストに
サザエさんがお決まりの何かをやってくれることは、
皆さんご存知だろう。
実はそのラストにも歴史有り、で
１９９１年１０月１３日までは、
「高く投げ上げた菓子？をサザエさんが口でキャッチし、
喉に詰まらせた挙げ句、
『ウガゴゴ …』のような変な喉の音を出してみせる」
というものだった。
その翌週のことである。
なんの予告も無しにラストでサザエさんが
「（視聴者に向けて）ジャンケンを挑む」ようになったのだ。
この変更の理由は知っている。
喉に詰まらせるサザエさんの一連の行為を
子ども達が真似たら危険であるという
苦情が出た為だ。（← (//_//) 私自身子どもの頃、色々な食べ物を投げ上げては口に入れる … という芸を練習したものだ。これはサザエさんに影響された訳ではなく、子どもの持つ本能がそうさせたのであった。また私の両親も、たまに口に入ると「上手い、上手い。」と褒めてくれ、私の行為を肯定・増長させていたのである。）
とにかく、
安全率１２０% の（←波動砲が発射できるわ）
じゃんけんをすることで、
一件落着したのである。
２. 有志団体「サザエさんじゃんけん研究所」
∑(ﾟДﾟ) 有志団体「サザエさんじゃんけん研究所」というのが有るのですって。
上記で述べた１９９１年１０月２０日放送から始まった
サザエさんによるじゃんけんを
四半世紀以上にわたり研究し続けている団体なのである。← (//_//) 入れて〜
この団体から遂にノーベル賞級の発見が発表された。
２０１９年１月６日の新年初回放送のラスト、次回予告後に行なわれる定番のじゃんけんコーナーで、サザエが出した手は「チョキ」。これにより、じゃんけんに変更後、新年初回放送のラストは２５年連続で全てチョキ。
その確率はなんと、８４７２億分の１。
またこの団体は、次のような貴重なデータも公表している。
これまでに出た手で一番多いのはチョキで437回。出す確率としては34.6％です。それからパーが417回（33.0%）、グーが408回（32.3%）と続きます。………………（中略）どの手が出る確率も30％台前半なので、必勝法はないと言えますし、チョキが多いことも誤差の範囲内かと
平たく言えば、
サザエさんはじゃんけんで、
３種類の手を平等に出しているということだ。
３. 新年初回の怪
それではサザエさんは何故、
新年初回のラストだけはチョキを出し続けるのか？
答えは、新年だからだよ。
人間は新年になると
今年１年を占う行為をしたがる。
代表的なものがおみくじだ。
ところでじゃんけんをする時、
人間が出しやすい手は「グー」と「パー」
ここにサザエさんが「チョキ」を出せば、
「グー」の視聴者は吉。
「パー」の視聴者は外れ。
…… と、単純に１年が占える。
しかも相手はサザエさんだから、
外れても「あ〜あ。」くらいでおしまい。
何とも罪のない粋な趣向ではないか。
しかしここでちょっぴり気にする諸君がいるかもしれない。
受験生諸君だ …… 。
(//_//) にゃにっ⁉︎ 今年はサザエさん見ないで勉強してただとっ⁉︎
(//_//) それでいいのだ。
君はグーを出したも同然だ。
(//_//)v ←Victory ではでは〜！
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