1. 横綱貴乃花は強い。
横綱昇進前の二場所、大関のときの二場所連続で全勝優勝をかざるなど、すでに力士として完成形にあったと思われる貴乃花。この二場所から横綱二年目の1996年まで圧倒的な成績を残している。
結局貴乃花は横綱在位49場所のうち15場所で幕内優勝(大関以下で7度)を飾っている。
しかも、49場所のうち12場所は全休もしくは引退した場所なので実質37場所だったことを考えるとその圧倒的強さが伝わってくる。
そうして貴乃花を大横綱と言わしめるのは、その堂々たる取り口にあった。
大相撲の醍醐味は、やはり組んでからの駆け引きが見どころだ。
この四つ相撲を軸にして、いわゆる”横綱相撲”を行ってきたからだ。
横綱相撲とは立ち合いで変化したり、張り手をしたりすることなく、あいての立ち合いを正面から受け切って対戦する取り組みのことを言う。
横綱貴乃花はほとんどすべてが、まっすぐ受けてのものだった。
現在のモンゴル人横綱や最近の若手力士たちはには決してできない小細工なしの横綱相撲。
貴乃花の真骨頂だ。
理事長選にも真っ向から挑まれた時、
八角親方、あなた、怖かったのではないですか?
貴乃花親方を徹底的に沈めなくては恐ろしい。
…… そうは思いませんでしたか?
2. 日付けの怪
大相撲春場所の初日を2日後に控えた3月9日、貴乃花親方は昨年11月に発覚した関取・貴ノ岩への暴行事件について、日本相撲協会の対応が「重大な疑義を生じさせるもの」だったとして内閣府に告発状を提出した。
この告発状は、弁護士も関わり、それ相当の内容と重みとを持って受理されている。
ところがそれから10日経つか経たないかの3月18日、
貴乃花部屋の東十両14枚目である貴公俊が付け人に暴行をふるったことが報じられた。
まずは暴力撲滅を皮切りとして、相撲協会の立て直しを告発状に込めた貴乃花親方であったが、足元をすくわれた形で内閣府への提出を取り止めとした。
助かったじゃないか。八角理事長さんよ。
3. 策略
いや〜?
こんなにも都合良く事件は起こるものだろうか?
八角理事長の元、暴力が横行する相撲界においては、貴乃花部屋をちょいと覗けば、そこでもかなりの確率で暴行が行われているということか?
暴行やり放題の各相撲部屋なのに、付き人とともにいる密室理の事件が先頭を切って露わになった。ちょうどいい時にー。
貴公俊さん、
あなた、暴行するように、どなたかに頼まれた?
…… と疑いたくなるような好タイミング。
横綱貴乃花は貴乃花親方になってからも、ガチンコ勝負の組み相撲だ。
親方になってからも真っ向勝負で強い。
私は貴乃花親方を信じる。
ただそれだけだ。
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