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お喋りなNana 生活や芸能

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【『いだてん〜オリムピック噺〜』】は面白かー!


1. 大河ドラマ視聴者

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『いだてん』のポスター


『いだてん〜オリムピック噺』(以下『いだてん』)も金栗四三(かなくりしそう)を主人公とする前半が終了したので、視聴した感想を述べよう。


『いだてん』の面白さを、従来からの大河ドラマに慣れている視聴者が理解することは、残念ながら大変難しい。その理由は、単に「歴史上の著名な人物が出て来ない」だとか「時代物ではない」といったことではない。


いち話中での話の構成が、非常に凝っているからだ。


① 時間(= 時代)が行ったり来たりする。
時間は平板に流れるのではなく、『東京五輪招致目前の1964年(昭和39年)頃』と『1912年(明治45年)〜 1923年(大正12年:関東大震災発生)頃』とを行ったり来たりする。


② 舞台が3ヶ所あり、ちょこちょこ切り替わる。
東京(金栗四三の活動場所)・ 熊本(金栗四三の故郷)・ 五代目 古今亭志ん生の茶の間や高座《この時だけ時間も昭和34年頃へとスリップ》とあっちこっちに切り替わる。


③ ストーリーが並行して2つある。
前半の主人公の金栗四三とその周辺人物の物語《1912年(明治45年)頃 〜 1923年(大正12年)頃》← 以降は後半

ロクでもない放蕩野郎が5代目 古今亭志ん生を襲名するまでの物語《1910年(明治43年)頃 〜 1938年(昭和13年)頃》
が並行して描かれる。


④ ナレーションは、なんと、上記作中人物の五代目 古今亭志ん生が担当。
並行している物語の作中人物に化しながら古今亭志ん生は、『いだてん』の〈ト書き部分〉を、ナレーションや作中の落語シーン(題名の「オリムピック噺」は架空の高座)でもって解説するという役目を果たす。


⑤ 作中人物でもありナレーター役でもある五代目 古今亭志ん生を、2人の役者が演じる。
古今亭志ん生のうだつの上がらない放蕩時代・美濃部孝蔵( 〜 昭和34年頃まで)を森山未來が演じ、古今亭志ん生を襲名して以降(昭和38年以降)をビートたけしが演じる。


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古今亭志ん生を演じる森山未來ビートたけし


どうだ!参ったか!…… じゃないよ。


一見、複雑怪奇・支離滅裂・とても無理!と思うだろう。
そこは天才 宮藤官九郎の脚本だ。無理なく自然に上記 ① 〜 ⑤ の切り替わり、もしくは繋がりが成り立っている。成り立っているどころか、見どころや面白さに変換している。


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クドカン恐るべし


しかし、今までの大河ドラマ視聴者にとっては、
幾たびか耳にしたことのある人物が登場し、大河のように一方方向へと順当に時が流れて行くというのが、長年親しんで来た構成だ。
「『いだてん』は何が何だか分からない。」というのは、ごく当たり前の感想といえよう。


2. 中村勘九郎

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2人で水浴びシーン


朝早く起きてふんどし一丁、たらい一杯の冷水を頭から浴び、
「ヒャーーー!」と甲高い雄叫びを上げる金栗四三を演じた中村勘九郎
ふんどし無しならもっとヒャーーー!だ。← (//_//) 下ネタ御免。


1912年(明治45年)のストックホルムオリンピック(日射病により意識を失う)
1916年(大正5年)のベルリンオリンピック(メダルが期待されたが第一次世界大戦の勃発で大会そのものが開催中止)
1920年大正9年)のアントワープオリンピック(16位)
1924年大正13年)のパリオリンピック(棄権)


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走りまくるいだてん


不運に見舞われながらも3回のオリンピック出場を果たし、天真爛漫、朴とした風貌と言動で突っ走るいだてんは凄い奴だ …… を魂が乗り移ったかのように演じ切った、のが中村勘九郎


貫き通した九州弁もよかばってん。
おなごに囲まれ女子体育の振興に努めた時ば、よか教師の顔になっていたけん。慕われてのう。人見絹枝(菅原小春)の脚力に惚れて蹴られるこそいだてん(中村勘九郎)たい。
関東大震災の時ば、被災した同僚のおなご教師を探して探してそこでも走るしかなかと。


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人見絹枝に、被災したおなご先生に、涙また涙


失意で帰郷せば、姑の大竹しのぶにどやされてぇ、そげんこつ。
スヤ役の綾瀬はるかも上手かった。


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演技力あり過ぎ(笑)


3. 近代史


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豪華キャスト勢揃い


産業革命を通過して、せかせか・わさわさ
文明開化で諸外国と向き合い、そわそわ・わくわく
戦争へと、ざわざわ し始める近代史は、
こう描かれてこそ、生き生きと通じるものがある。


時代は速度を上げ、関係性が幾重にも絡み合い、江戸時代以前とは一線を画す歴史上の出来事が起こって来る。それが近代史だ。
この近代史を伝えるには凝った構成の脚本がぴたりと来る。


近い時代の出来事だから、夢やロマンやドラマ性に欠けるような錯覚を起こしがちだが、そのような取り扱い注意の大河ドラマに果敢に挑戦し、見事に高揚感を再現したのが、宮藤官九郎の脚本であり中村勘九郎であり中村獅童であり …… って、お名前似てない?

 
後半の主人公である東京オリンピック招致に尽力した田畑政治日本水泳連盟元会長)役の阿部サダヲと数回重なって出演し、第27回をもって金栗四三中村勘九郎)は
「さよなら。」を告げた。

4. 視聴率6%台

…… だからどうしたというのだ。
そげんこつ気にするこたなか。


従来の視聴者(20%)に足して、26% 位に値する内容だ。


時代の先を行く人間はいつも同じ目に会う。それだけのことだ。


宮藤官九郎は、自らの脚本に必ずと言ってよい程「新しい試み」を加える。それがその作品の味となるのだ。← (//_//) 馴染んで来たらハマってしまい、「新しい試み」が美味しくて堪らなくなります。
特に今回は鉄壁の大河ドラマ手法に挑むが如く、捨て身の新手法を盛り込んで来ている。前述 ① 〜 ⑤ (特に①・④・⑤ の五代目 古今亭志ん生が絡む試み)


最初は私も「なんだこりゃ⁉︎」と苦しかった。しかし慣れてしまえば蜜の味だ。


令和の名作を見逃すまいとお思いなら、2020年の東京オリンピックでより深い感慨を味わおうとお思いなら、後半の章に突入した今が絶好のタイミングだ。
是非ご一緒にクドカンのお作法に馴染む最初の2〜3話くらいは堪え忍ぼうではないか。← なんだそりゃ part2(笑)


※ 注:(//_//) 本文中の熊本弁は正確なものではありません。



5. クドカンの朝ドラ

以前、同じ宮藤官九郎の脚本で、朝ドラの新時代を切り開いたのが『あまちゃん』だった。
それに触れた記事がありましたので、載せておきますね。


⤵︎ (//_//)『あまちゃん』と『ひよっこ』の比較・分析をしています。
www.tatazumai.space


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