1. テーマ
以前私は、朝ドラ第100回を記念する『なつぞら』のテーマを《愛情》だとした。
⤵︎ @(^_^)@/ 下記の記事をご覧くださいまっせ〜♩
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そうして今、もう1つのテーマを掲げるとするならば、
それは当然
《開拓者精神》である。← …… でなければ、オンジ出した意味がないでしょw
2. 2週間で肩が付いた《開拓者精神》← (//_//) まあっ
仕事と育児との両立という課題、
その課題がひとえに母親の身にのみ降りかかって来るという不条理さ。
子どもに直接影響が及ぶが故に、
非常に深刻で大きいと言えるこの課題は、
『なつぞら』第21週(2019年8月19日 〜 24日放送)「なつよ、新しい命を迎えよ」と、
第22週(8月26日〜31日放送)「なつよ、優しいわが子よ」
の2週間でひとまずの決着を見た。
2週間めの最終日、31日放送では、
なつ・一久夫婦のお子様はあれよあれよという間に5歳を迎えている。
これから先は、
小学校への就学児童となり
共働きによる他家庭との差異や負担は随分軽減されるのだ。← 当時は中学校受験もなく、小学校に入学すれば小学生だけの世界を謳歌し、親の手を煩わせる状況は出現し辛かったからだ (//_//)b ← 君は猿🐵全盛期だったね〜w
3. 雲行き
しかしこの2週間、視聴者の『なつぞら』に対する雲行きは非常に怪しかった。← 空だけに〜w
主人公のなつ(広瀬すず)が第一子である女の子・優(娘:増田光桜)を出産してからというもの彼女には共感できない、という声を、ここかしこで見聞きするようになったのだ。
出産後2週間のあらすじはこうだ。
産後6週間でなつは仕事に復帰し、作画監督という責任ある職務を、自らの意思で引き受ける。一方優ちゃんの世話を含め家事一般は、無職だった夫の一久さん(いっきゅうさん・中川大志)が引き受けることとなる。
さて1年が経過し、一久さんも以前の同僚が設立した会社で、制作監督として復帰する。2人は正社員同士 ー 共働きとなる。2人の娘である優は、元同僚で出産を機に退職した茜さん(渡辺麻友)が、自分の娘と一緒に預ろうと申し出てくれる。
因みに茜さんへの報酬は、6,000円+ 優の食事代である。(当時の大卒初任給が2万円前後)
きっと茜ちゃんは、自身が妊娠と同時に不当解雇を受けた経験を元に、なつには仕事を続けて欲しいのだと思うよ。…… にしても、有難いよね。茜ちゃんの優しくて気の利く性格が炸裂しているよ〜 @(^3^)@ バブバブ ← 茜ちゃん、イヤだって
さて、雲行きは ……
① なつにはお子さんへの愛情が感じられない。(一久さんには感じることができる。)
② なつは自分勝手である。
③ なつは人の手ばかり借りている。
上記3つの色彩を帯びて今にも雷が轟きそうな感じ … ← |@(>_<)@| ヒーッ!
4. ワンオペイクメンと共働き
何故、視聴者が不快感を感じるのか?
それは、『なつぞら』で描かれる、一久さんのワンオペ育児と共働きの様子を
『なつぞら』の舞台である昭和40年から半世紀が経過した今でも、まるで変容せずに存在し続けている「ジェンダーの価値観」( = 男女の性別によってそれぞれ決まった社会的役割がある、という考え方)で眺めているからだ。
① 女性の状態が「育児の時間 < 働く時間」となった時、「愛情不足」のそしりは免れない。それが当たっていたとしても、男性が同様のそしりを世間から受けることはない。
② なつが適性のある仕事を続けることは「(女性の癖に子育てを放り出して)自分勝手」なのである。片や男性は仕事をする性と定められている。← @(//_//)@ こういうの、男性は辛くないの?興味津津なのだけれど〜
③ 育児を(お金を支払って)代行して頂くことは、好ましくない行為と見なされる。@(>_<)@ これ、女性は責められるよ〜。一方男性は、これに関してもAUTO OF 眼中。
なつへの批難は「冤罪」としか言いようがにゃいにょでにゃる。← (//_//) そろそろ語尾に疲れが … w
5. 現実
加えて、上記ジェンダー観に最も反応するであろう共働き女性は、出勤時と重なる「朝ドラ」を視聴する習慣を持たない。← アチャチャ。
かくして『なつぞら』は、2週間で瞬く間に新生児を5歳へと成長させ ← かぐや姫か〜い?
ジェンダー違反(← おおっ!珍しく皮肉ったね〜 @(//_//)@ 生意気言ってスミマセン)に伴う視聴者の不快感を回避したのであった。
6. 開拓者精神
生物学上の性の違いは歴然とある。
私達女性は、命を育み生み出す性だ。
しかしそれに拘る余り、特に女性の性に対し、あまりにも制限や限界や義務を課し過ぎていまいか。
なつが《天職であるアニメーターの仕事を貫きながら、子育てにも挑戦して行く姿を描くこと》こそが、女性主人公を描き続けて100回目を迎える朝ドラに相応しい《開拓者精神》である、と私は思う。
《暮らしていけないとされた北海道》を《仕事はできないとされた女性》を《開拓する精神》を描かずして何を描く。
現になつのモデルとされる『奥山玲子』は、出産を機に仕事の継続を阻もうとする会社側との壮絶なバトルを展開し、後続の女性達への道を切り開いて行く。逞しくー。凛としてー。
しかし、子育ての難所は2週間で通り過ぎ、
視聴者の頭は今や第23週に訪れる天陽くんロスフラグのことでいっぱいだ。← @(//_//)@ 実は私も …… ← おいおい。
だが、後1ヶ月、← (//_//) 内、1週間は天陽くんで手一杯です〜
なつよ、君の開拓者精神を見せてくれ。
広瀬すずに開拓者は … よく似合うぞ。
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