自動広告 ラボ 広告を大きく表示

お喋りなNana 生活や芸能

生活や芸能を考察・分析して得た猿知恵をお話します 🐵

『ブルースカイ ブルー』青空が連れてきた【西城秀樹】

秀樹バラードの名曲中の名曲『ブルースカイブルー』。出棺の際にも流れたこの曲と秀樹とをオーバーラップされる方も多いことと思います。

0. 西城秀樹写真集『HIDEKI FOREVER blue』出版記念パネル展


@(//_//)@ この記事は、
本日の青空と
本日から開催されます『西城秀樹写真集「HIDEKI FOREVER blue」出版記念パネル展』と
全国の音楽ファンの皆様へ捧げます。


@(//_//)@/ 詳しくは ⤵︎ こちらをご覧になってくださいませませ〜
www.earth-corp.co.jp

1. 『ブルースカイブルー』

f:id:bi1dama:20200131204821j:plain
アルバムジャケットです


『ブルースカイ ブルー』は、1978年8月25日にリリースされた西城秀樹の26枚目のシングルである。秀樹、23歳。
作詞:阿久悠 / 作曲 編曲:馬飼野康二


若き獅子たち』以来、数々のバラードをものにして来た秀樹の
最大のスケールを誇るバラード、
《青空》を歌った楽曲である。


ああ、『ブルースカイブルー』@(T-T)@ ← ちょ、最後まで保つのか?なな猿🐵くん?



2. 重層的


f:id:bi1dama:20200131204907j:plain
『ブルースカイブルー』と言ったらこのポーズ


このスケールの大きい楽曲を語るにあたって、
先ずは演奏が
重層的なアレンジメントになっていること
に注目だ。


総譜に対するパート譜(総譜から特定のパートを抜き出した楽譜のこと)が、
各楽器の効果を際立たせることに重点を置いて書かれている。


主旋律を追うことよりも、
各楽器が補佐し合い全体のコンビネーションにより楽曲を表現できるようにだ。


こういったところが、
スケールの大きなバラードにふさわしい
オーケストラ的なパート譜になっている、と感じさせる。


構成はストリングスに合唱隊を加えているが、
それぞれの楽器とコーラスとが要所要所で際立ち
そこに秀樹の歌唱がしっかりと乗って来る。


秀樹の歌唱力あっての
本格的な演奏構成といえよう。

3. 23歳の恋愛


f:id:bi1dama:20200131205415j:plain
混声合唱隊ととともに♩


秀樹は、
17歳でデビューした時から、
自らの年齢に合わせた
その年齢でしか表現できない楽曲を
着実に歌って来た稀有な歌手といえる。← これを『ライ麦畑でつかまえて』現象と呼ぶ @(//_//)@ ← 名付け猿🐵 w


今回の『ブルースカイブルー』も
23歳の秀樹と等身大の青年の
やや背伸びをした報われない恋愛を歌っている。


1番Aメロ
あのひとの 指にからんでいた
ゴールドの指輪を ひきぬき

このぼくとともに 歩いてと
無茶をいった あの日
おそれなど まるで感じないで
はげしさが 愛と信じた
立ちどまることも 許さずに
傷をつけた あの日」


あのひとの 指にからんでいた
ゴールドの指輪を ひきぬき

という出だしが動的で
強引さにハッとさせられ、曲に引きずり込まれる。


そうしてぼくは
『年上の既婚女性』に
無茶をいった
立ちどまることも許さ」なかった
そうして
(彼女の心に)傷をつけた」のである。


いいね〜
遣る瀬ない無謀さと
純愛の存在をしっかりと感じさせる。


そこには秀樹が
自らの個性と抑えた歌唱とを投入してこその
切ない現実味がある。


そうしてぼくは、
2番Aメロで
大人から頬を 打たれ」るのである。



4. サビ


f:id:bi1dama:20200131205528j:plain
幻想的な映像ですね


物静かなAメロを2回繰り返した後に(内容はシビア〜)サビが登場するが、
このサビで一気にこの曲の世界感が変わる。


Aメロのフレーズは8小節の中に13音あるのに対して、
サビのフレーズは5音しかなく、
言葉数は少なく、雄大なゆったりとしたメロディーを作り出している。
このサビのメロディーは、一度聞いたら決して忘れない強烈な印象を残す。
バックには人数が多めのコーラス隊が加わっており、
雄大なサビを更にスケールアップさせている。


そうしてここで
唯一無二の秀樹のハスキーボイスは、
素晴らしい透明感を見せるのだ。


腹からなされる発声と
抜群の安定感を誇る声量とを
完璧にコントロールしながら、である。


サビ
※ ふり向けば あの時の
目にしみる 空の青さ思う
悲しみの旅立ちに まぶし過ぎた空思い出した


透明感が勝るハスキー。
伸びやかさと声量。
特に「あーおさー」が空まで突き抜けて行く。

5. 世界観


f:id:bi1dama:20200131205147j:plain
見上げる秀樹


ストリングスとハープシコードが奏でるクラシカルな間奏が終わると、半音転調し、
サビのリピートに入るのだが、
リピートの3回目はサビのメロディーを「ラララ …… 」で歌うという


聴衆にワンテンポ置かせるというか、溜めを入れてから ………


ガッと手を空に突き上げて
異なるメロディラインの大サビが現れる。


「青空よ・心を伝えてよー
悲しみは・余りにも・おおーきいーーーー
青空よ・遠い・人に・伝えて
さーよなーらとー」


秀樹の腹から発声される熱唱が響き渡れば渡る程、
それ以上に空は青さを深め果てしなく広がる。


王様の耳はロバの耳
海に向かってバカヤロウだ。
私達はやるせない思いを
大自然に向かって爆発させるではないか。あれだよ。


自然の懐は深い。
自然の中に吸い込まれ
伝えたいけれど伝わらないからこその
清らかな熱唱がここにある。


けれど大自然は何処までもあの人に繋がる唯一の手立てでもあるのだよ。


青空に吸い込まれていく
『悲しみは・余りにも・おおーきいー』
きっと届く
『さーよなーらーとー』


秀樹、歌い上げ、
全てを振り切ったように
両手を思いっきり広げ、
青空をバッと仰ぐ。


『青空』がもたらす包容力と
吸い込まれるような無力感
相手との繋がりの永遠性。


『青空』をテーマにしたこの『ブルースカイブルー』は
自然と私たち人間との関係の中にある普遍性を、見事に歌い上げている。




6. 姿を変えた『ブルースカイブルー』


f:id:bi1dama:20200131205641j:plain
見上げる秀樹


2018年5月16日に逝去した西城秀樹
その出棺の際、
ヤングマン』が流れた後を継いでこの『ブルースカイブルー』が流れるや
ファンの方々は総崩れに泣き崩れた。


『ブルースカイブルー』は
その普遍性を保ちながら
愛する人との訣別は、永訣( = 永遠の別れ = 死別)へと姿を変えた。
… 新しい姿が加わった、と言うべきか。


美空ひばりの『川の流れるように』ですら、
そのような変化は見せなかった。


『ブルースカイブルー』の有する強靭な世界観が
秀樹歌唱が鮮明に描いた「青空」が
揺るがないものであるからこそ、
このような変化が生まれる余地(= 柔軟性)が生じたのである。


@(T_T)@ ちょっと泣き休憩〜 ← 無視して …

7. レコードver.

f:id:bi1dama:20200131205721j:plain
秀樹 forever


今回レコードver. を聴いてみて、
エンディングの処理の仕方にも大いに唸らされた。


大サビは
直前のサビのリピート「ラララ ……」の合唱隊をバックに流したまま、
「青空よ・こ・こ・ろ・を・伝え・てよーー」という
秀樹が歌う全く別メロディー( = 大サビ)
が被ってくるのだ。


この「青空よ・ 〜」が登場する時の爽快さといったらない。


更に、
「青空よ・ 〜」と歌っている秀樹の大サビボーカルだけが先にフェードアウトし、
合唱隊が歌う「ラララ 〜」のサビのメロディーのボリュームが上がった後に、
曲全体がゆったりとフェードアウトしていくのである。


壮大な歌詞を支えるのに不足のない
余韻の残る
美しいアレンジメントとなっている。


「青空が連れてきた」西城秀樹
「青空」のように歌い
今「青空」を見上げれば
彼はそこにいる。


秀樹が残してくれた『ブルースカイブルー』
一緒に聴きましょうか。

@(T_T)@ 泣いてもいいじょ… ← 余計なこと言わないの。

西城秀樹 ブルースカイブルー



ブルースカイブルー/西城秀樹(追悼・ありがとう秀樹編)


@(//_//)@/ レコードver.です

西城秀樹 ブルースカイ・ブルー
この動画はYouTubeでご覧ください。をタップして頂けますとYouTubeにとびます。お手数をお掛け致します。


🔻 西城秀樹写真集『HIDEKI FOREVER blue』について書いた記事は ⤵︎ こちらです。宜しければどうぞ〜 @(//_//)@
www.tatazumai.space


🔻 西城秀樹写真集『HIDEKI FOREVER blue』の付録について来るCDについては ⤵︎ こちらです〜♩
www.tatazumai.space


🔻こちらのボタンをポチッと押して頂けますと、ナナ猿🐵くんのランクがアップします。
応援してくださるととても嬉しいです。
にほんブログ村 芸能ブログ 芸能一般情報へ
にほんブログ村

ブログ村ブログ村ランキング PVアクセスランキング にほんブログ村